架線(5) 架線柱ステー

aim1_2950
ステーは真鍮丸線 径0.7mmを使用します。
まず先端に内径1.5mm位のリングを作ります。
私は先端をテーパーに加工したラジオペンチを使って丸めましたが、治具の釘に巻き付けても良いです。

aim2_2951
きれいな輪にならず卵型になってもOKです。
ただ合わせ目のスキマは、閉じておきましょう。

aim3_2954
このリングを治具の釘に嵌め、それぞれの曲がり角の釘に当てながら曲げます。・・がこれを治具から外しますと図面通りの形になりません。
これは、それぞれの角部が少しずつもとに戻ろうとするためです。 ラジオペンチで曲げ角を調整しながら図面に合わせていきます。

aim4_2946
架線ツナギ目のスプリングを支持するフック部分を作ります。 内径約2mmのU字形に曲げ、スプリングを取り付け易いように(b)で開いて、テーパー部分(a)を作ります。

aim5_2949
上部ステーとの接合部分を曲げて・・・

aim6_2956
出来上がったパーツは写真のようになりますが、(a)部分のように平面に密着しない場合はネジって修正しておきます。

架線(4) 架線柱ブラケット

aim1_2932
厚さ12mm(85mmx85mm)の合板に図面のコピーを貼り、架線ブラケットを製作するための治具を作りますが、今回は必要個数が2組ですので、治具がなくても少し多めに作ってその中から良いものを選んで使えばOKです。
上部より、左側丸棒は径4mm竹製、右側はt2x5mm桧棒、中部の丸棒折り曲げ角部に打ち込んだ釘は径1.2mm 、下部の左は径1.2mm 右は径1.7mmです。

aim2_2933
真鍮帯板1.5mm幅x0.3mm厚を、4mm径竹丸棒に巻きます。

aim3_2935
ラジオペンチで首の部分をしっかり押さえますが・・・

aim4_2937
外してみますと先が開いていますので、(a)部分をラジオペンチで押さえ(b)部分をセンター軸に合わせるように曲げて調整します。

aim5_2941
こんな感じです。

aim6_2943
これを治具に嵌めて長さをマークし・・・

aim7_2944
ニッパーで片側ずつ切断して・・・

aim8_3056
切断面をヤスリで仕上げておきます。

架線(3) 架線本体

im00_2559
これから上の写真のような架線を4本製作します。(内1本は予備です。)
私は架線の詳細をよく知りませんので調べてみました。 各部分の名称は、(A)トロリー線、(B)吊架線、(C)ハンガー などと言うようです。

材料は 燐青銅線 径0.5mmを使用し、接合部はハンダ付けをして組み立てます。

im01a_2560
ハンダ付けをするために治具を作りましょう。
幅50mm-長さ250mm-厚さ14mmの桐板に厚さ0.5mmのボール紙を貼って、作りたい架線の図を描き 固定する銅線の幅に溝を彫ります。
まず(A’)トロリー線の入る溝を水平に入れ、(A’)トロリー線に垂直の溝(C’)4本を 治具板の端まで入れます。
(B)吊架線は溝に入れて固定するのではなく、(C)ハンガー線に合わせて固定するので幅5mm位ボール紙を取り除いておきます。

im02b_2560
溝を作る別の方法として、上の写真のように色分けされた部分を切り離し、互いに接する境目に線を挟みながら桐板に貼り付けていっても良いと思います。
描いた図面より左右に1mmずつ伸びますが問題ありません。、(A)トロリー線の直線と (B)吊架線の滑らかなカーブに注意すればOKです。

im02a_2563
まずこの治具に(A)トロリー線をはめ込み、消しゴムを刺したマップピンで押さえます。 ベースが桐板なのでピンが刺しやすいです。 またこのベース板はバルサ材 コルク板 などでも良いと思います。
(Ca)のハンガーを長めに用意し(A)トロリー線に突き当て、マップピンで固定します。

im03_2564
突き当てた状態がこのようになりました。 ハンダ付けする部分の下はカッターナイフや彫刻刀などで彫り込んでおきましょう。

im04_2574
突き当てた部分に フラックスを竹串などの先でチョンと付け、ハンダを流します。
この接合部分を突き合わせにして、ハンダ付けのみで持たせるのは強度的に問題はあるのですが、作業が簡単なのと見た目の均一性が保てるという理由で、この方法にしました。
万一ハンダ付けが外れてしまった時は、予備の架線と交換します。

im06a_2580
4本全てハンダ付けが終わりましたら、(B’)吊り架線のマークに合わせて(c)ハンガー線をニッパーで切断して下さい。

im07a_2521
切断した(C)ハンガー線に突き当てて(B)吊り架線を消しゴム付きマップピンで固定しハンダ付けします。
4ヶ所全部終わりましたら治具より外し、水洗いしてフラックスを落し完成です。

このブログではハンダ付けの説明をしておりませんので、他の専門書などをご覧下さい。   

また ご説明しました治具に付きまして、本来でしたらベークライト厚板などにNC彫刻をしたりして使用するのが安全で正確かと思いますが、かなりの費用がかかります。 この木材、ボール紙製の治具は安価にその目的を達成できますが 、 発火その他の安全に十分ご注意下さい。  

写真の中の寸法が間違っていましたので訂正しました。 2011. 05. 04