模型用ベースパネル(2)~その4

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外周の化粧板を先に仕上げておきたい時は、以下のような作業となります。
板はシナ合板4mm厚を使用しましたが、木目プリント合板などを使っても良いです。
写真は左側面を先に貼って乾燥させました。

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幅(高さ)と長さを合わせた合板を用意します。
木工ボンドを、合板と発泡スチロールの合わせ目に沿って絞り出してゆきます。

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中央部分もジグザグに絞り出して、一度板を載せて はがしてみます。 このとき木工ボンドが乗せた板にうまく写っていればOKですが、途切れている時はその部分に追加で絞り出しておきましょう。

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位置が決まりましたら、中央、両サイド3ヶ所ぐらい布テープをかぶせるように貼って固定します。

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途中ハミ出した接着剤は、不要な濡れタオルなどで拭き取り、必要ならば中間にも押さえテープを追加してください。

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短辺両側を先に貼って乾かし、次に長辺2ヶ所を貼るというように作業を分けますと手間は掛かりますが、スキマ調整などは うまくゆくと思います。

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パネル裏側はこんな感じになります。


模型用ベースパネル(2)~その3

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小判型の穴を明けた底板に発泡スチロール角材の接着が終わりましたら、約1日乾かします。
次に表面パネルを貼りますが、ここでは底板と同じラワン合板(2.5mm厚)を使用しました。 鉄道模型レイアウトなどに使用する場合は少し薄いかもしれませんが、そのような場合は4mm程度の合板にしても良いと思います。
もう一つの方法として、底板で切り抜いた小判型の端材を表面パネルの裏に木工ボンドで貼り付けても良いです。

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全体の位置が決まりましたら、周囲をガムテープで止めますが、発泡スチロールの高さは必ずしも同じではありませんので、あまり強く締めないようにしてください。
それと、周りを締めると中央部が浮く傾向にありますので、ここは平らなテーブルなどに置いて重しを載せ、1日乾燥させます。

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裏側から見るとこんな感じです。

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乾いたらガムテープを外し 鴨居に掛けた2個のフックにパネル裏の穴を掛けて置くと収納に便利です。

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上の写真のように、側面の化粧板がなくても作業には支障がないと思います。
先に化粧版を付けてしまうと、仕上げにニス塗りなどで木目を生かした塗装をする場合、マスキングをして表面を保護する必要がありますし、また山の断面を側面板でカバーする場合、パネル側面板と一体化すると良い場合もあります。

またパネル上につくる山などの地面の成形は、できるだけ軽い素材を使用します。
このパネルを部屋に掛けて時々見ていると、これから作りたいものの構想が湧いてくると思います。

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模型用ベースパネル(2)~その2

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発泡スチロールの角材(厚さ30mmの板を幅60mmに切断したもの)を写真のように配置します。 上下角材の中央が切れているのは、私の電熱カッターのガイドがここまでしか対応していなかったためです。
この角材は分割されていても、強度上はあまり関係ありません。

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発泡スチロール角材とベニヤ板の接着にはいろいろな方法があると思いますが、ここでは次のように接着しました。
まず角材中央部にボンド発泡スチロール用を絞り出します。

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これを返してベニヤ板の接着面に押しつけ、接着剤を半分移します。 このあと3分~5分乾かしますと接着力が出てきますので、その間に・・・

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発泡スチロール角材の両側に木工ボンドを絞り出しておきます。

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これを裏返し、もとの位置にのせ静かに押し付けます。
木工ボンドだけで着いている時は、前後左右に滑らせることが出来ますが、位置が決まりましたら強く押して中央部のボンド発泡スチロール用で固定します。

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コーナー部は水平、垂直両方を合わせるようにします。