完成写真を先に載せますが、この樹の高さは約22cm ですので縮尺87分の1とすると、
実物は 約19mの高さになります。
近くのスポーツ公園駐車場の大きな木を参考写真として追加しました。 2011. 05. 04
これは木の根の部分の参考写真です。
このプラ製の幹は、樹木製作キットに入っていたものです。
完成写真の左側のものは(A)のみ、右側のものは(A)と(B)を組み合わせたもので、(a)のクサビ状の部分に(b)のV溝をはめて接着します。
接着には エポキシ接着剤を使用しました。
(C)はこの樹木のベースとなる部分で、地面に露出した太い根を表現しています。
接合部分の段差や凹みをパテで埋めます。
このパテは壁面補修材の ビスパテ を使用しました。 ペーパーもかけやすいし、プラスチック表面への接着性も良いです。
パテが乾燥しましたら、 木の肌色セラムコートを塗り、細目の砂をかけて塗料と一緒に固めてしまいます。
小枝部分は捩ったり曲げたりして形を整え、必要ならカットしておきます。
ファイン リーフ フォーリッジはすでに小枝が付いていますので、このプラ製の小枝は多すぎます。 今回は4割位カットしました。
次に枝葉をつけますがここでは ファイン リーフ フォーリッジ F1133 オリーブグリーンを使用しました。
以前の記事 【樹木を作る】 では、プラ製の幹に枝葉を付ける場合、瞬間接着剤を使用していましたが 今回は上の写真右の Hob-e-Tac というウッドランドシーニック社の接着剤を使いました。
これは水性、白色なので木工ボンドに似ていますが、かなりベトベト感がありますので、小さなものでしたらその場で保持してくれます。
大きなものの場合は、少し広めに接着面積を取れば良いと思います。
上から下に向かって少しずつ枝葉を接着して、こんな感じになりました。
接着剤が乾燥しましたら ハサミの先で切り分けたり、V字カットで塊部分をほぐしたりして形を整えます。
最後に ホルベインの フィキサチフ を吹付けてフォーリッジを固め、完成です。