木製枕木の線路(その3) スパイク打ち

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スパイクを打つための工具としてラジオペンチを使用します。
写真左のものは私が昔から使っている物、右のものは手を放すとバネにより先端が開くものです。

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このラジオペンチの先端の内側に三角ヤスリで溝を加工します。
まず先端より奥へ約4mm位の位置に、回り止めの溝を広げるようにヤスリをかけ、これに直角に溝を彫り込みます。
対面も同じように加工しますと・・・

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こんな感じになります。 先端は閉じたときV字になるように両側をスリ落としておきましょう。

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練習のため一本スパイクを打ってみます。 これは打つと言うより押し込む作業になります。 まず写真のように咥えたスパイクを、先端が枕木に触れる1mm位手前で止め・・・

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スパイクの頭を持ち替えてさらに押し込みます。 最後は先端V字溝で締めますが、スパイクの頭が枕木に平行でない場合はラジオペンチを少し回して修正しておきます。

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(a)はラジオペンチ先端部、(d)は枕木、(c)は道床 です。
(b)のレール頭を 犬釘がかわして より深くレール底部を押さえるために 少し外側に傾けた状態で押し込みます。

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また(c)の道床にラワンベニヤなどを使用した場合、芯材に硬い部分がありますと押し込むことが出来ず写真右のように曲がってしまいます。
このような場合は新しいスパイクに替えて再度押し込むか、隣の枕木に移動するとかして試してみます。

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スパイクを打つ練習はこんな感じに仕上がりました。

木製枕木の線路(その2) 枕木とバラスト

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上の写真の枕木はHO16.5mm用 、バスウッド材を使用した市販品です。
実測寸法値は、厚さ1.8mm 幅2.4mm 長さ29.8mm でした。

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これは厚さ2mmのシナ合板を、幅30mmに切って、木目方向に幅2.5mmずつカッターナイフで切断しています。
他に厚さ2mmのハードバルサを同じように切って、3種類の枕木を用意しました。

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これをステインに浸して着色します。
今回は ワシンの ミネステイン オーク色 油性を原液のまま使用しました。 ステインが行き渡ったところで、新聞紙などの上に乗せ油を切り、新聞紙を新しいものに替えて乾燥させます。
かなり臭いが強いので、外に出して置いた方が良いです。
水性ステインでも良いのですが、油性に比べて色の染込み方が少ないです。

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枕木を並べる冶具板を厚紙で作ります。 マスキングテープかセロテープの糊面を上にして両端をテープで止め、枕木を1本ずつ貼り付けます。

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下地色を塗ったベースの表面に 木工ボンドを塗り、治具板より外したテープを裏返して乗せます。

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これは枕木テープを剥がすときに、枕木の両端を押さえる道具ですが・・・

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こんな感じで使います。

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テープを剥がしましたら、全体にバラストを乗せ軽く押しつけて、余分なものをはらい落します。

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木工ボンドが完全に乾燥しましたら、当て木に巻いた#240位のサンドペーパーで、枕木表面を平らに削って 削り粉を掃除機で吸い取り・・・

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枕木の地肌に、薄く溶いたステインを塗って調子をととのえます。

木製枕木の線路(その1)

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架線を取り付ける線路を、木製の枕木にレールをスパイク(犬釘)で止めた線路にしたいと思います。
本番に先立って練習用の短い線路を作ってみましたので、その過程を見ながらご説明します。
レールは #80(高さ2.03mm) のシノハラ製フレキシブルレールのプラ枕木部分を外して使用しました。
犬釘もシノハラ製 HOナロー用 の小さい釘を使っています。

枕木は上の写真の(a,b)が自作、(c)が市販品です。

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材質は (a)バルサ、 (b)シナ合板、(c)バスウッド 寸法は 約t2x2.5x30mmです。
バスウッドについて自作する場合は こちら で販売しています角材を切断して使うと良いです。 サイズは 1.8×2.4,  2.4×2.4 があります 。
バラストは粒の大きな市販品と、それより少し粒の小さい自作のもの 2種類を使いました。

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完成した木製枕木線路に車輌を載せてみました。 こんな感じです。

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比較のためプラ製枕木を塗装した線路も作ってみました。

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これは枕木を塗装していないものです。 写真では黒に見えますが、実際はコゲ茶色です。こうして並べてみますと、木製のやわらかい手作り感、プラ製の犬釘周りの細密感、プラ製の黒に近い色の力強さ、それぞれに味わいがありますので  ご自分の展示する車輌に合わせて 選んでいただければ良いと思います。