樹木の幹や枝を作る銅線の素材として 上の写真のようなものを作ります。 手で捩っても作れますが 道具があるとより便利です。
線径2mmの銅線を上の写真のように曲げます。 A、Bのような凹みをつけるといいです。 これが軸線上にくるようにしてください。
下地の目盛りは10mmマスです。
これをピンバイスにくわえて、素材の銅線をBに掛けて左に引きながら、右手を前に押し出して回転させます。
これで出来た撚り目がAあたりまできましたら、銅線を外して出来上がりです。 ハンドドリルにセットし万力などに固定して作業しますと 大量生産向きです。(笑
これを使用する時は 上の写真のように捩り合わせて 枝振りを整えます。 このとき枝の先端がリングになっていますので 指など刺すことなく作業をすることが出来ます。
またフォーリッジ(網目繊維に接着されたスポンジ粒)などを接着するのにも都合が良いです。
葉の落ちた枝を表現する時は、枝振りを整えたあと 先端リングをニッパーなどで切り開いて 枝先を作ります。
今回は工具についてでした。 幹や枝の成形は別項でご説明いたします。・