この白い家はエーゲ海の島の白壁の家をイメージしています。
この地方では道幅が狭く階段の多い地形ということで、車は禁止されているところもあるようですが (ロバが交通手段だそうです) このジオラマはふもとの町外れに建つ小さな白壁の家と言う感じでしょうか。
家の実寸法はわかりませんので、人形を基準にして少し小さめに計画しました。
コピー用紙にメモ程度に描いたものを切って折り曲げ、様子を見ます。
形が決まりましたら広げて厚紙(0.2~0.3t)に外形や折り曲げ線、窓の形などを写します。
ここでは厚手のはがきを使いましたが、 最初から厚紙に計画しても良いです。
輪郭を切り抜き、折り曲げ線に軽く切り込みを入れて折り曲げます。
壁の厚みを出すために、裏に1mm厚の板を木工lボンドで貼りました。
ここではスチレンボードを使いましたが、バルサ材などでも良いと思います。
扉と窓部分を切り抜きます。
穴の角部は井桁に交差してかまいません。
床板と天井板を切り出します。
それぞれを接着し最後に屋上部分の壁の厚みをつけます。
カッターナイフで切り込みを入れたときに盛り上がったところなど軽くペーパー掛けをしておきます。
次に木工ボンド原液を塗りますが、開口部の内側には塗らないでおきます。
木工ボンドが乾かないうちに細目の砂をかけて・・・
トントンと指でたたいて余分な砂を落とします。
最初にかけた砂が乾いた後、厚みに変化をつけたい場所にもう一度木工ボンドを塗って・・・・
砂をかけます。
この壁の厚みですと光が抜けることはないと思いますが、安全のために黒い塗料を塗っておきましょう。
全体が乾きましたら、白のツヤ消し塗料を塗って・・・
家の外壁が完成です。