地面・道路素材の中に小石、小岩を作る

地面や舗装されていない道路の表現に使う素材を作ります。BIM01_1870
サンドシェルによって固められたベース表面に、粘土粉、砥石粉、砥の粉などの粉末をすり込みます。
その上に色の違う粉を擦り付けてニュアンスを付けます。最後に霧吹きで水をかけたり、ボンド水溶液をかけて固めます。

粘土粉の厚みやベースの状態により乾燥後小さなひび割れができることがありますが、これには上から粘土粉を擦り込んで水やボンド水溶液をかけておきます。
初期段階の補修をした後はほとんどひび割は起こりません。

上の写真は地面や道路の表面素材の一部ですが、使用目的が本来の使い方ではありませんので、ほとんどその色で選んでいます。
左から、蛙目(ガイロメ)粘土、砥石粉(トイシコ)、地之粉(ジノコ)、砥の粉(トノコ)赤口(アカグチ)です。
この記事を書くに当たって、どこか少量通販をしているところは?と探したところ、
こちらを見つけました。
早速購入してみたものが下の写真です。

BIM02_1877
パッケージがしっかりしていて、とても良いものでした。
左が蛙目粘土、右が木節(キブシ)粘土で共に1kg入りです。

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地面や道路に含まれる小石・小岩の作り方

BIM03_1847
まず容器に木工ボンド水溶液を入れます。

ここに薄く溶いたアクリル絵の具などを混ぜると、小石や小岩に色を付けることが出来ます。 (3.2.追記)) 

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その中に蛙目粘土を入れます。

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割り箸などでだいたいかき回した後、指で練りますが・・・

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水気が足りないようでしたら木工ボンド水溶液を少し入れます。

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粘りが出るくらいまで練ったら小さくちぎって乾燥させます。

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乾いたものを百円ショップで買ったすり鉢などで砕いて・・・

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すり潰し角に丸みを与えます。
このあたりは表現する情景や縮尺により適宜調整します。

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出来た小石や小岩に蛙目粘土の粉を加えて・・・

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容器に入れて保存します。
小石や小岩を作るのは粘土質のものの方が良いです。
砥石粉、地之粉、砥の粉などを使うときは木工ボンド水溶液を濃いめにしなければなりません。

BIM12_1880
サンドシェルベースの上に小石・小岩入り粘土粉を擦り込み、別の色の粉素材でニュアンスをつけて、木工ボンド水溶液で固めたものが上の写真です。.

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サンドシェル技法の説明

サンドシェル(sand shell)とは、砂で作った硬い卵の殻のようなものを表し、発泡スチロールと木工ボンドと砂で作る立体造形物の外皮をいう造語です。AFH00018a
この写真はHOn 9mmのレイアウトの一部です。 左側の切り立つ岩壁は、発泡スチロールをカッターナイフと-ドライバーを使って彫刻しその表面を木工ボンドと砂で固めました。

AFH00024b
これは上の写真の左カーブにさしかかるところの拡大写真です。 この付近の断面を下の
イラストでご説明します。

DIMG_1830d
薄いグレーの部分は発泡スチロールです。線路を敷いたベニヤ板を境に上下に分けて作りました。 下はベニヤ板を乗せる部分とその右側の川および対岸の崖です。
上は岩壁部分ですが、これは別に作って完成後ベニヤ板に乗せて接着し、小石の部分で一体化して完成させます。
右上の図は岩壁の拡大図です。 発泡スチロールは、カッターナイフと-ドライバーを使って彫刻し、その表面に木工ボンド原液を筆で塗ります。
ここに砂をかけますが丁寧にパラパラと撒く必要はありません。
片手か両手ですくって一度にかけます。 砂をかけるときは壁面をできるだけ水平にします。
そのためにも大きな岩壁などはレイアウト本体と分けて製作するのは都合がいいです。 かけた砂を上から軽く押してから発泡スチロールを裏返して新聞紙などの上に落とします。
この落とした砂は集めて次の行程でまた使用します。 木工ボンドが乾き始める前に砂をかけなければならないため、一回の行程での作業範囲は幅10cmぐらいです。
木工ボンド表面に付いた砂の層はごく薄いですが、乾くとカリカリになりかなりの強度があります。
乾燥後 この上から粒の小さい色砂でニュアンスをつけたり、カラーパウダーを撒いたりしてボンド水溶液をかけて固め
ます。

AFH00025a
完成後岩壁を改造をすることができます。
上の写真は説明のため岩壁の中央部をフォトショップで加工したものですが、岩を切断したり移設したりすることは後で大変役に立ちます。
参考として 発泡スチロール芯材の検証検証部分の修復白頭鷲の止まる岩(2)をご覧ください。