フルイ分けた砂に色付けします。
ここでは例として一番細かい砂のNo.4を使いますが、用途としては地面の表面にニュアンスをつけることに使ったりしますので、あまり大量に使う物ではありません。 むしろ色数を必要とします。
No.3は鉄道模型のNゲージ用バラスト
No.2は鉄道模型のHOゲージ用バラスト
No.1は各縮尺の小石や小岩などに使えます。
絵の具はトールペイント用や、絵画・イラスト用などに使われているアクリル絵の具を使用します。
これは水性ですが乾くと耐水性になりますので、ボンド水溶液をかけても色落ちすることがありません。
写真上の3本はデルタセラムコートで左から 02542 STORM GREY, 02053 DARK BROWN, 02402 SANDSTONE です。
写真下の5本はリキテックスのガッシュ〈つや消し 不透明タイプ〉で左から G-0160 NEUTRAL GRAY5, G-0163 TITANIUM WHITE, G-0153 BURNT UNBER, G-0152 DARKBROWN, G-0150 YELLOW OXIDE です。(カラーチャート)
上の写真は一例です。 色も、種類も、メーカーも自由にお選びいただけますが水性で乾くと耐水性になるものがいいようです。
容器は食品などの空容器を使います。ここでは写真でわかりやすいように白の容器を使いました。 深さはある程度あった方が、砂をかき混ぜるとき砂が外にとびだすのを防ぐことができます。
最初は少しの水でよく溶かします。 それから少しずつ水を足して絵の具の濃度を調節します。
今回は最初に薄め過ぎたので、絵の具を少しずつ加えて下の段の右側くらいに調節しました。
この溶かした絵の具の中に砂をいれます。
この砂を割り箸などでよくかき混ぜます。
親指とひとさし指で少しつまんで、指に絵の具が残るようでしたら・・・
新しい砂を少し加えてまたかき混ぜます。
また指で摘んでみて絵の具がつかなくなったら、かき混ぜ完了です。指の絵の具は石けんでよく洗い落としておきます。
指で直接挟みたくないときは、ティッシュペーパーを4つ折りにして挟むとよいでしょう。
これを新聞紙などに広げて乾かします。 右側が色づけする前の砂の色です。
乾燥後茶こしでフルイます。 絵の具でできた固まりは指先でさくさく崩しながらフルイますが、絵の具が濃すぎた場合は崩れないほど固まってしまいます。
指先保護のためゴム手袋などをした方が良いかもしれません。
最後に茶こしには全体の1/3~1/4が残ってしまいますが、砂粒に絵の具を塗りつけたことにより粒が大きくなっているのでしかたがありません。
一つ上の網目のフルイでふるえば粒の大きい砂として使えます。
上の写真の右と左では色が違うように見えますが同じものです。
もう一つ違う色で色づけしてみます。 右側の濃さのものを使いました。
こんな感じの仕上がりです。 .